耐震エクステリア開発の歩み

耐震エクステリア開発の歩み

弊社が培ってきた本格軸組工法とは別に、揺れに強いパネル構法の採用による耐力壁としました。壁下地に鉄骨と構造用合板を組合せて内部を空洞化にすることにより、従来の鉄筋コンクリート製の塀と比較して1/5から1/4の重量に『軽量化』が図られ、強固な鉄筋コンクリート製基礎と鉄骨製ユニットフレームとしっかりと接合することにより『低重心化』を実現し、揺れに強く転倒しにくい構造が生まれました。また躯体構造の壁下地には、弊社が創業当時より培ってきたもう一つの技術、『木質加工技術』により、曲線加工をはじめ、ありとあらゆる造作を可能にしました。更に強靭な躯体構造は構造強度によるデザインの制約を取り払い、ユニット式による現場工期の短縮を実現しました。壁下地内の空洞を利用して容易に配管・配線することができるため、現代生活に必要なインターホンや照明、防犯カメラ、コンセント、宅配BOXなどの付属備品を自由自在にお好みの場所に取り付けることができます。このように、耐震エクステリアは軽量・揺れに強い等利点の多い下地躯体となります。

耐震エクステリア開発の歩み

工場内で完全防水下地処理まで施したユニット化により、現場における作業工程中に雨水等を躯体内に侵入させないことを実現しました。防水処理技術につきましては、弊社はもともと木質エクステリア資材専門メーカーとして、長年の実績と経験から蓄積された技術を持っていたのですが、新たに完全防水処理技術を岐阜大学農学部(当時)と共同研究して開発しました。これら一連を「FIT工法」として特許を取得し、岐阜県の事業可能性評価制度においてA評価と認定されました。これにより生まれたのが「耐震エクステリア」弊社の主力製品「FIT WALL」「FIT GATE」です。その後、過去に発生した震災における人的被害と、新たに発生した被害の詳細を分析した結果、震度6強、7といった巨大地震でも過疎地で発生した場合はエクステリア倒壊による死亡被害は発生していません。しかし、震度5強であっても大都市やその近郊で発生した場合は、死亡被害が発生していることがわかりました。これは屋外人口密度の違いによるもので、震災時にエクステリアの倒壊を防止して人的被害の発生を防ぐためには、『都市住宅密集地の耐震化こそが重要』であるということです。しかし、都市住宅密集地には、狭隘道路、狭小敷地、家屋同士が近接した隣地境界線などが原因で、古い危険なブロック塀などが手付かずのまま数多く取り残されています。そこで、「コンクリートブロック等耐震補強金具『FITパワー』をリフォーム用として新たに開発して防災安全協会から災害時に有効な「防災製品等推奨品」の認定を受け、岐阜県の事業可能性評価制度においてA評価と認定されました。さらに新設・改修用に、軽量化に特化した「FIT制震ウォール」を開発しています。