ブロック塀の耐震化の一環として既存ブロック塀を減段し、
軽量のフェンスを取り付ける現場が多々あるかと思います。
平均して、控え壁が不要な高さ(1.2m以下)まで減段して、
その上に減段分以下ないしは同等の高さのフェンスを取り付ける工法が
一般的ではないでしょうか?
勿論、耐震化として背の高い危険なCB塀は解体及び減段が必要ですが、
あくまで「地震」に目を向ければです。
では、CB塀上に設置した目隠しフェンスが受ける
「風圧力」はどうでしょうか?
設置場所によっては地震力より大きな力となります。
フェンス自体が受ける風圧、フェンスを支えているCB塀が受ける風圧等は、
「基礎」にも伝達します。
よって、1.2M以下のCB塀であってもフェンスを取り付けるのであれば、
控え壁及び補強金具を取り付け、「基礎を補強する」耐震化は必要ではないかと考えております。
最近は、マンション管理、開発をしておりますデベロッパー、
教育施設を管理されている設計様から多くの賛同を得られ
「風圧型FITパワー」が誕生し、既に多くの現場で使用されております。